文学・評論4

ぶんがく・ひょうろん4 商品一覧
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雷鳴
私が、初めて読んだ、梁石白の作品です。 最近では、「血と骨」が映画化されて、よく知られてますが、これは、「血と骨」へ続く物語だと私は受け止めています。 日本による植民地統治の行われていた1918年の......
夜を賭けて
映画は前半、金義夫が逮捕されるまでを描いている。そのことで、「アパッチ」と並ぶ本書のもうひとつのテーマである、大村収容所の実態が映画には全く出てこない。大村収容所から帰ってきた金が、変わり果てた大阪......
夜に目醒めよ
主要登場人物は、ほとんどが、在日コリアンの人々だ。 中華料理店を拠点に、クラブ、カフェバー、不動産業などを経営している。 しかし、皆が行き当たりばったりの生活をし、経営もかなり放漫なので、営業成績は......
闇の子供たち
幼児売春や臓器売買のことは知識として知っていたが、その実情はあまりにも酷いものだった。もちろん、本書は完全なフィクションである。だが、ここに描かれている惨状が醜く強調された絵空事だとは思えない。これ......
ニューヨーク地下共和国(下)
この作品の上巻は、比較的事実に基づいて描かれていたのだが、下巻にはパラレルワ−ルドともいえる、9.11後の世界が描かれている、自由の女神に対する爆破、ニュ−ヨ−クにおける自爆テロ、米国国内での核疑惑......
ニューヨーク地下共和国(上)
この小説は9.11テロを題材としているが、本当の主観は現在米国を蝕んでいる、拝金主義、一国主義、ファシズム、人種差別などの暗部を浮き彫り視することだと思う。世界の警察を自負する国家がこれほど病んでお......
雷鳴 (徳間文庫)
私が、初めて読んだ、梁石白の作品です。 最近では、「血と骨」が映画化されて、よく知られてますが、これは、「血と骨」へ続く物語だと私は受け止めています。。「血は母より骨は父から」 日本による植民地統治......
夜の河を渡れ (徳間文庫)
在日コリアンの親友二人とその後輩たちが2年という短い期間のうちに味わった天国と地獄。日本の警察・銀行・やくざという社会に阻まれて挫折しても、また立ち上がっていく強さ。そして、民族学校の先輩後輩という......
恋愛中毒
この本、本当に好きです。 淡々とした中に本当に人を愛しすぎて戻れない気持ち。 自分自身も経験しそうになった手前恐くなるほどでした。 とか言いつつ、もう10回以上読み返してしまう程、ハマった・・ 大好......
落花流水
普通は読んだ後に「やりきれない」という感情がわく。 「なんなのだろう」この気持ちは、と本を投げる。 この作家のこれまでの作品とは、毛色が違う気がするからだ。 これは、「すべての執着を捨てよ」というテ......
プラナリア
タイトルが気になってずっと読みたかった作品。 さっくりと描かれる作品5編。 女達の弱みを抱えての生活。弱みに漂流する感じ。 『仕事』と言うわけじゃなくて、生活と悩みが一体化している感じの彼女達。......
プラナリア (文春文庫)
内面に欠損した部分があるために不可避的に周囲との齟齬を生じてしまう、数人の女性を主人公に据えた、いくつかの物語です。細部に読ませる工夫がいくつも仕込まれていて、読みながらかゆいところに手が届くような......
ブラック・ティー
軽犯罪をテーマとした10篇の物語。笑って読めるものからずしんと心に響くものまで。「シュガーレスラブ」といい、本書といい、山本文緒のテーマのとらえ方は本当に面白いと思う。 主人公も子供あり、若い女性あ......
ファースト・プライオリティー
31の小品の主人公はみんな31歳の女性。形式に凝ったお洒落な作品集です。 一つ一つの作品に心がこもっている、という感じがしました。 それぞれの世界を丁寧に磨き上げているというか。辛いときに読むと元気......
日々是作文
今となっては若い女性の誰もが羨む境遇に達した山本だが、その姿には林真理子のような明るさはない。「お金」「恋愛」「夫」「子供」と、素直に手を差し延べ、享受してきた林とは、あまりにも違う。 山本文緒は、......
日々是作文 (文春文庫 や 35-3)
恋愛、ひとり暮らし、お酒、直木賞受賞のときのエッセイなどもあります。 山本文緒さんの鋭い観察力に、何度も「なるほどー」と感心しながら読みました。彼女の本は小説しか読んだことがなかったのですが、雑誌な......
眠れるラプンツェル
専業主婦暦6年の汐美28歳は、子供なし、夫は仕事でほとんど帰宅しない。ほとんど何もしない毎日に満足しているはずだったのだが... マンションの隣の家の13歳の少年とその義理の父との奇妙な関わり、夫......
ブラック・ティー
山本文緒さんの本は大好きで、本屋でこれを発見して、ソッコー買いました!!寄田みゆきさんの絵も、かわいくて大好きですvv小説を漫画にするのは難しいと思うし、チョット違うのもありましたが(笑)、本当、よ......
絶対に泣かない―あなたに向いている15の職業
いろいろな女性のガンバる姿に励まされます。 私は特に失恋から立ち直ろうと仕事に打ち込むデパート店員女性のお話が大好きです。 何回読んでも泣いてしまう。気持ちに共感してしまいます。 でも 『人間ガンバ......
シュガーレス・ラヴ
たしかに心を蝕まれるには理由がある。 それは、身体的なことかもしれない。ましてや精神的なことであれば 直接的にかかわってくるはずである。 そんな、現代女性の一面をするどく切った短編集。 読み進めば進......
ラブリーをつかまえろ (コバルト文庫)
なんとも愛らしく、なんとももどかしく歯がゆい...
落花流水 (集英社文庫)
普通は読んだ後に「やりきれない」という感情がわく。 「なんなのだろう」この気持ちは、と本を投げる。 この作家のこれまでの作品とは、毛色が違う気がするからだ。 これは、「すべての執着を捨てよ」というテ......
野菜スープに愛をこめて (集英社文庫)
山本文緒氏の初期作品。まるで少女漫画を読んでいるように、ラブコメディの王道を行く。十数年前の作品ということで、出てくる音楽がサザンだったり、レベッカだったり、カーステレオはもちろんカセットテープ、携......
シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)
たしかに心を蝕まれるには理由がある。 それは、身体的なことかもしれない。ましてや精神的なことであれば 直接的にかかわってくるはずである。 そんな、現代女性の一面をするどく切った短編集。 読み進めば進......
魔女
ページを捲るのにドキドキするような本ではない。静かな気持ちの時向きの一冊。ぼんやりとした不安を孕んだお伽話のような「ジャック・オ・ランタン」が良かった。...
デンデラ野 (新潮文庫)
芥川賞候補になった「豚神祀り」「春のたより」と表題作の「デンデラ野」が収録されています。三作品とも家族関係の闇が軽やかなタッチで描かれています。また、どの作品も短いこともありますが話が終結しないまま......
別れの言葉を私から
テーマを持った短編と、そのテーマに対する筆者の考えが述べられる二部形式の作品です。 どのテーマも誰もが一度は経験してきた、これからする事な恋愛事情なのでぜひどうぞ 自分の価値観を、変化させてくれる作......
ロンリー・コンプレックス
シンプルな内容ですが、自分だけではないのだと安心させてくれる作品です。なにか、会話をしているような気持ちになれるし、最後のフレーズには泣きました。...
恋愛日和
30を過ぎて、仕事も100%満足できなくてプライベートもそんなに充実してなくって、これからどうしよう・・・?ってときに読むと、励まされます。著者の「幸福って“どれだけ幸福なことが起こるか”ではなく、......
夜明け前に会いたい
唯川さんの作品では一番のお気に入りです。 「肩越しの恋人」「100万回の言い訳」などは軽いタッチで楽しく読めて良いのですが、 この作品には小説らしき「品」を感じます。 また、情感に訴えるものがありま......
病む月
この短編集は〈マトモ〉な恋愛小説ではなさそうだったので、読む気になった。文庫になったので、というのもある。数年前に単行本で出た時にも実はちょっと興味を魅かれていたのである。題名から分かるように「病的......
燃えつきるまで
失恋をしたあとの女性の心理状態がとても巧みに描かれています。私自身、過去に恋人にふられたときに考えたり思ったりしたことがいくつも文章に出てきて、身につまされました(笑)男性が読むとちょっと引いてしま......
ベートーヴェンを愛した女たち
図書館で借りてこの本を読んだけれど、どこかで売っていたら買いたいと思う!!感動する。逸話なのかもしれないけれど、物凄く感動する。ベートーヴンと言う人物を心から好きになれる話だと思う。。...
ベター・ハーフ
まあ、波乱万丈の10年間って感じ(笑 でも、これが究極の不幸かどうかと考えると、 正直「そうでもないんじゃない?」と思う。 もっともっと不幸な人生なんて、世の中ざらに転がってます。 これを読......
不運な女神 (文春文庫 ゆ 8-1)
短編集ではあるけど、登場人物は被っているので連作になるのかな? 短編集は評価が難しいので、☆3つにしていますが、「枇杷」は☆4つ、「帰省」は☆5つでも良い。 主人公はみな不運ではあるけど、不幸......
不運な女神
この本は、8編の短編小説からなっています。そのことからも分かるように、8通りの生き方がおさめられています。私は、この本を読み、一つ一つの話に、共感できる部分がちりばめられていると思いました。是非みな......
風姿恋伝
どうでしょう?30代の女性ってそう悩むものでしょうか? ひとつひとつのことを真剣に考え、その答えを探してきた 著者の真摯な姿がうかがえます。 著者の意見や考え方を参考に「だけど自分はこう考える。こう......
パリよ、こんにちは
林真理子、椎名誠、唯川恵ら6人の作家がパリをテーマにつづった短編集。 ふだん、人気作家の短編を集めたこういう本はあんまり読まないのだけれど、わたしはわりとミーハーなので、「パリ」という言葉の響きに特......
泣かないで パーティはこれから
「明日は明日の風が吹く」とはよくいったものだ。何をしても上手くいかない。原因は何?何が悪いって言うのよー。と思ったとき、鏡を見るとめちゃくちゃ疲れた顔をしていた。(そりゃそうだ)けれど、落ち込むだけ......
東京絵日記
年齢も立場も違うが不思議なところで繋がっている3人の女性を代わる代わる主人公にした漫画。周りからみたら幸せそうにみえても彼女達はそれぞれの悩みを抱えている。泣き、立ち止まってもそれぞれ自分の進む道を......
天使たちの誤算
最後には状況がひっくり返り、すっきりと話が終わるのかな、と期待しながらページをめくっていたのですが、最終的にそのまま。 前半がよかった分、後半のこのストーリーはあんまりです。期待して読みましたが、......
別れの言葉を私から (知恵の森文庫)
恋人、女友達、学生時代のグループ、仕事、不倫…など9つの題材を元に短編小説と唯川さんのエッセイとを組み合わせた一冊。時間、環境、取り巻く人々が変わるとともに、それらと生じるズレをうまく表現していて、......
ワシントンハイツの旋風
中三の春、高知から母を頼って東京に上京した一元謙吾は、代々木八幡の新聞店で住み込み配達人に、米軍家族宅のワシントンハイツが新聞配達の担当区域だった。工業高校卒業後、KNツーリストに就職し、数々のツア......
深川黄表紙掛取り帖
元禄時代に江戸に住む若い男女4人の痛快な小説です。それぞれが表稼業を持っているが(リーダー格の蔵秀は定斎売り・辰次郎は絵草子作家・宗佑は飾り行灯師・雅乃は絵師師作家)皆で一致団結して江戸の厄介事、よ......
牡丹酒
深川黄表紙掛取り帖の第2弾です。一杯の名酒から始まる今回の裏家業でも、 おなじみの4人が活してくれます。前作では、連作短編の要素が強くでていましたが、 この作品は、ロード小説のような長編といった感じ......
深川駕籠
駕籠(かご)かきのレースが題材の時代小説って時点で興味惹かれまくり。山本一力を読むのは直木賞受賞作「あかね空」を読んで以来二冊目だけど、あれはたしか豆腐屋が主人公の時代小説だった。目のつけどころがい......
人間力を養う生き方
50年にわたり清掃の実践を続けている鍵山秀三郎と、直木賞受賞の小説家山本一力の対談本です。 2人の仕事と人生、生き方等について書かれています。 《本書には、鍵山氏の箴言が詰まっている。》と山本一......
菜種晴れ
5歳の女の子の話だがよく聞き分けて頭も良い。読んでいてもこれが5歳?と 思ってしまう。5歳10歳と節目節目に事件が起きるが事件が起きても暗くならず さらっと読める。思わず全部一気に読んでしまった五才......
道三堀のさくら
現代、蛇口をひねれば、家でも公園でも水を飲むことができ、うまい水はス-パ-やコンビニで手にはいる、しかし江戸時代の水は大変だった、売る方も買う方も、そんな話の中に、若者の純粋な恋物語がまざり、そして......
藤沢周平 心の風景 (とんぼの本)
藤沢周平さんの小説といえば、このところ、『蝉時雨』のドラマ化や映画化、『秘太刀馬の骨』のドラマ化などもあり、全然古めかしくなく鑑賞できます。 藤沢周平さんの小説の見所のひとつとして、故郷、山形・庄内......
研ぎ師太吉
○あらすじ○ 裏店の角部屋で刃物研ぎを生業とする太吉。父の形見の出刃包丁を研いでくれと“かおり”という娘が訪ねてくる。板長だった父親は同じ料理人の利吉に殺されたという。数日後、当の利吉が殺され、か......
峠越え
著者の作品は楽しく読んでいます。 いつも気になっているので書きますが、江戸の不定時法について無頓着ではないでしょうか。 例えば七つ(午前四時)と断定的に書きます。 でも現在の時刻と江戸の時刻は季節に......
東京江戸歩き
何でもないようだが、このタイトルうまい。決まっている。東京で江戸情緒を残す21ヶ所をフォトと軽妙なエッセイで構成している。根っからの江戸っ子どころではない、著者は四国高知から上京、新聞配達しながら......
辰巳八景
ろうそく問屋のあるじ、煎餅屋の娘、辰巳芸者、鳶の女房など、この作品に出てくる人たちは、江戸の町に根づき暮らしている人ばかりだ。それぞれに、時には苦悩し、時には涙し、そして時には笑顔で人生を送っている......
損料屋喜八郎始末控え
若いけど先を見る嵋があり、話しをまとめあげ、一つの結論に導く。探偵小説みたいで、先が知りたくてたまらないです。人はいい面悪い面、両方あると、暖かく書かれていて、読んだ後も気持ちがいいです。時代物だけ......
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
若いけど先を見る嵋があり、話しをまとめあげ、一つの結論に導く。探偵小説みたいで、先が知りたくてたまらないで。人はいい面悪い面、両方あると、暖かく書かれていて、読んだ後も気持ちがいいです。時代物だけに......
蒼龍 (文春文庫)
作者のメジャーデビュー作ともいえる「蒼龍」を含む、5編の短編集。 「蒼龍」はオール読物新人賞受賞作だが、文体がべらんめぇ調の話し言葉で書かれているため、ちょっと読みづらい。 『職人てえのは〜』『茶......
銭売り賽蔵
銭売りというビジネスを通して江戸時代の貨幣制度の一端を切り出したのはよい着眼だ。しかし、年齢・外見以外、登場人物が類型的で個性がない。また、主人公がいつの間にか仲間から元締め、かしらなどと呼ばれる。......
背負い富士
次郎長の幼な友達が語る、頼もしくも人間身のある男との付き合い、そしてその周りにあつまる人との出会いを講談で語られる物とは一味違う読みだせば最後まで手を本から外せなくなるかもしれない一冊です。...
ルージュ
柳さんの本にしてみればちょっと内容が明るい感じの本かもしれません。女の人が晴れの舞台にする化粧が、日常化されていることから始まった本なのかなあ。私は化粧を主人公の女の人のようにしない方なので、主人公......
柳美里不幸全記録
汗水流して金稼いで見ろ。いい加減甘えるな。安易に股ぐら開いてるから不幸になる。反吐が出る本だった。金返せ。「交換日記」に続く第2弾ですが、相変わらずです。 前作を読んだ方は気になるかもしれません。 ......
山手線内回り
あまりにも生々しいというか表現がすごくて、読み進めるのが単純に楽しめなかったです。 過去に何冊か作品を読んで、ファンだっただけに残念。 その表現に嫌悪を感じました。 それが著者の意図するところだとは......
水辺のゆりかご
巻頭に家族親族や著者の幼少期からの写真が添えられていて、一見いかにも事実を綴った自伝風。 だが、「生後六ヵ月になっても頭髪が一本も生えなかった」と記されたわずか十数ページ前に (生後五ヵ月頃の美里)......
窓のある書店から
彼女がどんな風に文学とふれあっていたかが垣間見られる所が、この本の一番お薦めの所。彼女の文学的嗜好、好きな作家への思いなど、彼女の作品や感性の所以が知りたかった私は、興味深く読み進むことができた。窓......
柳美里の「自殺」―放課後のレッスン (放課後のレッスン)
死ぬと生きるということは、紙一重。死を体験した人はいないので完全に理解するのは難しいが、いつか必ず体験することとして自分の人生の1シーンと考えるのは大切なことだ。そうすることで恐怖心が消え、冷静に生......
フルハウス (文春文庫)
全体的になんだか嫌な雰囲気が漂っています。 妹の話、母の話、子供の頃の出来事の話、父の事、ホームレスの家族の振る舞い、などなど。 何がどう絡み合って、結局何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。......
フルハウス
全体的になんだか嫌な雰囲気が漂っています。 妹の話、母の話、子供の頃の出来事の話、父の事、ホームレスの家族の振る舞い、などなど。 何がどう絡み合って、結局何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。......
向日葵の柩
私はこの戯曲が平成三年、在日系の劇団新宿梁山泊により 上野不忍池水上音楽堂の特設劇場で上演されたのを観ている。 在日系の作家の作品が、在日系の演出家と役者を通じて 上演されるというそのリアリティに......
響くものと流れるもの
福田に依るまえがきで、作家と言う業を自分(福田)の業である批評家に対して、他者という存在と位置づけ、緊張を隠せないとまで意気込んでいるため、期待を持って読み進めたが、その思いはすぐに断ち切られ失望と......
名づけえぬものに触れて
まず、版型が面白い。横書きになっています。 まんま、PCの画面を見ているような展開。 本を開くと最初「ん?」と思われるはずです。 そして。 彼女を取り巻くいいこと、悪い人、 親切な人、そうじゃな......
この本は、面白いか面白くないかではとらえられない。 子を持つ母として、共感できる部分もあるにはあるが、共感できない部分が多すぎる。 何がどう、というのではなく、「柳美里」という人がこういう人なんだ、......
タイル (文春文庫)
主人公は妻と離婚したが未練が残り、絶望感が漂う生活をしている。しかし、タイルを貼ることに異常なまでの情熱を注ぐ。タイルを貼る男の周りには、奇妙に関わりを持ちたがる人達が、登場してくる。登場人物はどこ......
タイル
見慣れた都会。東京。中年親父と女子高生。意味のないタイル張り。今の社会においてありえそうな「事件」だと思う。ありそうなだけに怖くて面白かった。...
世界のひびわれと魂の空白を
前半は彼女の祖父の軌跡を辿るドキュメント番組の撮影諸々の出会いや出来事、訪韓のでの出来事などのエッセイ。後半は彼女の作品の評論に対しての解答と裁判の経緯と新聞社、ジャーナリスト、作家の見解に対する彼......
女学生の友
まず率直な感想が、引きましたね。ゾッとしました。「少年倶楽部」を読んでいて、こんな小学生が居たら世界も終わりかな、なんて考えたりもしましたね。もしも自分の息子がこんな子に育ったらと冗談で考えると寒気......
女学生の友 (文春文庫)
中篇「女学生の友」と「少年倶楽部」が収録されている。今の社会にも健全な部分があるのだと仮定すれば、本書では社会の病巣の断面がリアルに描かれている。思えば「性」の問題はここ十数年で開放的といえば、聞こ......
自殺 (文春文庫)
タイトルだけを見るとネガティブな感じがするかもしれない けれど、内容は安易に自殺を誘発するものではない、と思う。 生きていくためにも自分の死に際を設定する、という作者の 考えかたは何となく分かるよう......
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